【CD】TOLERANCE - Dose【阿木譲Vanity/未発表アルバム/送料無料】
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TORELANCE - Dose
KYOU RECORDS remodel 24
Vanity Recordsより2枚のLPと1枚のソノシートをリリース、レーベルの主宰である阿木譲がヴァニティ作品のフェイヴァリットに挙げ、NWWリストに選出されるなど同時代の作家への影響力も持っていた東京の丹下順子によるプロジェクトtoleranceの未発表音源が初の単独CD化!収録内容は阿木譲の所蔵品から発見されたカセットテープをデジタルリマスタリングしたものであり、「Dose」とのみ記されていたため各曲名は不明。1stアルバム『anonym』と2ndアルバム『divin』の中間の時期にあたる1980年に制作されており、作風も2作の中間といえるものになっている。
<作品概要>
Vanity Recordsより2枚のLPと1枚のソノシートをリリース、レーベルの主宰である阿木譲がヴァニティ作品のフェイヴァリットに挙げ、NWWリストに選出されるなど同時代の作家への影響力も持っていた東京の丹下順子によるプロジェクトtoleranceの未発表音源が初の単独CD化。
収録内容は阿木譲の所蔵品から発見されたカセットテープをデジタルリマスタリングしたものであり、「Dose」とのみ記されていたため各曲名は不明となっている。
制作は1980年でこれは1stアルバム『anonym』と2ndアルバム『divin』の中間の時期にあたる。
1stアルバムの時点では随所で用いられるもののまだ音楽の中心といえるほどには重力を持っていなかった無機的なエレクトロニクス・サウンドが、本作では複数のトラックにおいて明確に前景化しているが、一方でエレクトリック・ピアノやギターと思われる楽器演奏もまだ用いられており、音楽性の上でも正に1stと2ndの中間地点といえるだろう。2つのオリジナルアルバムの間での音楽性の変化が段階的な思考錯誤を経て成し遂げられたことを伺わせる興味深い内容だ。
また、本作において耳を引くのがカセットマスターであることによるザラつき靄がかかったような音質とそれがもたらす効果だ。
その音のくすみや揺れは電子音、楽器音の境界を曖昧にし、丹下順子のリーディングはノイズにまみれより匿名的なものへと還元されていく。
Vanity Recordsは81年からのリリースで“INDUSTRIAL MYSTERY MUSIC=工業神秘主義音楽”という方向性を打ち出すことになるが、本作におけるメディアの特性と音楽性の相互作用の中から生まれてくるアトモスフィアは、既に以降のレーベルのヴィジョンをありありと映し出している。
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