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【CD】サヨ族 - 妖精博士の冒険【ライナー:坂口卓也/即興/擬似民族音楽/アシッドフォーク/サイケ/宅録】

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越子草Tall Grass Records ETGD-006

■ 生まれたての少数民族「サヨ族」が鮮やかに創出したトライバル第五列に慄くがよい!
     美川俊治(インキャパシタンツ、非常階段)

■ 関西を拠点に活動する天神さやかと宮岡永樹によるデュオ、サヨ族。2025年にカセットでリリースされ好評を得た『妖精博士の冒険』が、越子草 Tall Grass RecordsよりCDリリース。

サヨ族は2020年に結成。声、弦楽器、打楽器、小物楽器、非楽器などを用い、即興と歌、沈黙とざわめきのあわいに、独自の時間を立ち上げてきました。これまでに8cm CD『サヨ族誕生』、CD『Childhood in the Cloud』、カセット『妖精博士の冒険』などを発表。2025年には北京の実験音楽フェスティバル「You and Me Festival 3rd△」に出演し、メルボルンでも公演を行いました。

本作『妖精博士の冒険』は、もともとカセット作品として発表されたアルバムをCD化するものです。多重録音によって作られた本作は、サヨ族の作品の中でもとりわけ濃密で、余白を音で埋め尽くすような質感を持っています。上品に整えられた音楽ではなく、子供の遊び、粗野な儀式、奇妙な民話、壊れかけた夢が混ざり合ったような作品です。

カセット由来のノイズや歪みも、本作においては欠点ではなく、音楽の一部として鳴っています。汚れた音の中に、ふと光る粒のような瞬間が現れる。小さな楽器や声が重なり、踊り、ざわめき、やがてひとつの架空の物語のように立ち上がっていきます。

タイトルにある「妖精博士」は、明確な物語の主人公というよりも、サヨ族の音の中に現れる異形の気配、観察者、遊び手、あるいは子供のまま老いた存在のようでもあります。朝のダンス、ちび虫の午後、妖精会議、不穏な雲、山を追われるものたち、そして種々の眠り。全10曲を通して、小さな世界の冒険と変化が描かれます。

即興音楽、アシッドフォーク、擬似民族音楽、サイケデリック、ホームレコーディングの感触が混ざり合いながらも、どれかひとつのジャンルには収まらない、サヨ族ならではの作品です。


【仕様に関するご案内:ステレオ逆相(逆極性)について】
本作は音響効果の意図により、左右のチャンネルを逆相(逆極性)で収録しています。
そのため、モノラルスピーカーや一部のモノラル再生環境(スマートスピーカーや一部の配信環境など)では、位相の打ち消し合いにより音が著しく小さくなる、または正常に再生されない場合がございます。

ステレオ環境(イヤホン・ヘッドホン・ステレオスピーカー)でのご視聴を強く推奨いたします。なお、モノラル環境でも本来のバランスでお楽しみいただけるよう、「モノラル最適化済音源」のダウンロードコードを同梱しております。

■ ライナーノーツ:坂口卓也

01. 妖精博士の日常、又は朝のダンス
02. 今日もダンスの練習で梢の先から花が散る
03. ちび虫の午後
04. 妖精会議
05.そして不穏な雲がやってきた又はいつもとちがう日
06. 岩陰、落ち着かない妖精たち
07. いやな予感
08. 山を追われる
09. 種々の眠り
10. 山に帰る、又はちび虫のダンス

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